短時間でボッケへ
センターから標識に沿ってボッケへ直接向かい、柵の外の見学場所から泥の噴出を眺めたら、同じ道を戻ります。体力や時間に余裕がないときに選びやすいコースです。
阿寒摩周国立公園を初めて訪れるなら、阿寒湖は立ち寄りやすい場所です。涼やかな北国の森、火山の息づかいを感じる湖岸、マリモの水槽展示という、趣の異なる見どころが近くにそろっています。まずは阿寒湖畔ビジターセンターへ。多くの地図に今も「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」と載っている施設で、2024年12月に名称が変わりました。展示を見てから歩くと、湖の写真を撮るだけでは気づかなかった自然の姿が見えてきます。
ここは、広大な国立公園の西側にある阿寒湖エリアです。摩周湖と屈斜路湖は東側にあり、別途移動時間が必要です。ゆったり楽しむなら、短い滞在で3つの湖を巡ろうとせず、ビジターセンターとボッケ遊歩道の周辺で過ごすのがおすすめです。常緑の針葉樹と広葉樹が混じる森では、春の湿地の花、夏の木陰、秋の紅葉と、季節ごとに景色が変わります。
ボッケ遊歩道は、この森を抜け、泥がぶくぶくと湧き立つ湖岸へ続きます。施設の案内では遊歩道は1.5km、所要約45分。センターからボッケへ直接向かう道なら約10分です。樹木の解説板を読んだり、鳥を観察したりするなら、少し長めに時間を取りましょう。ボッケでは、不規則に泡がはじける音に耳を澄ませてみてください。地下から上がる水蒸気や火山ガスが泥を通り抜けています。柵の内側には入らずに見学しましょう。この一角は地熱が高く、冬でもほとんど雪が積もりません。
館内に戻ったら、マリモをじっくり観察してみましょう。緑の球は、細い糸のような体が集まってできた淡水の藻類です。根のある小さなコケではなく、いつも球形になるわけでもありません。阿寒湖のマリモは保護されており、センターの水槽なら生息地に立ち入らずに見られます。船が運航していて、湖を広く眺めたいときは、チュウルイ島のマリモ展示にも立ち寄る遊覧船を組み合わせるのもよいでしょう。
大きな動物に会えなくても、ゆっくり歩く楽しみがある森です。リスやシカ、キツツキの仲間が記録されていますが、枯れた幹の小さな穴や、高い枝で動く影も、家族で話すきっかけになります。動物とは距離を取り、食事を邪魔せず見守りましょう。湖畔で暮らす人々の文化にふれる時間も大切にしたいものです。阿寒湖アイヌコタンは、工芸の作り手が暮らし、劇場もある、アイヌの人々の生活の場です。地域の人々が案内する文化体験に参加すると、歩いてきた森や湖を別の視点から知ることができます。 あの鳥や虫は何だろうと思ったら、Snappit自然アプリを使って訪問中に調べてみましょう。
1934年12月4日に阿寒国立公園として指定され、2017年8月8日に現在の阿寒摩周国立公園へ名称が変わりました。湖や山には、それよりはるかに長い火山の歴史があります。雄阿寒岳の噴火によって、かつての湖が現在の阿寒湖や周辺の湖に分かれました。湖畔のビジターセンターは1967年に開設され、2002年にエコミュージアムとして整備され、2024年にビジターセンターの名称になりました。阿寒湖のマリモは1921年に国の天然記念物、1952年に特別天然記念物に指定されています。
まずは阿寒湖畔ビジターセンターでマリモの水槽を見て、野外の最新情報を確認しましょう。その後は、ボッケまでの短い往復か、案内標識に沿って森と湖岸を巡る少し長めの散策を選びます。広葉樹の葉と常緑の針葉樹の葉を比べ、キツツキの音に耳を澄ませ、柵の外から泥の泡立ちを観察してみてください。時間があれば、遊覧船や温泉街でのアイヌの人々による文化体験を加えましょう。
夏でも涼しい日がある一方、思いのほか暑くなることもあります。重ね着で調整できる服と雨具を持参しましょう。冬の遊歩道は除雪されず、スノーシューが必要な場合があります。雪や氷の景色は、通行が認められている開放中の湖岸の道から楽しんでください。湖面が凍って見えても、歩けるとは限りません。遊覧船は季節運航で、秋は便数が減ります。寒さ、凍結、日照時間の短さがある冬は、夏の散歩とは違う準備が必要です。
センターには車いすの貸し出しと、障がいのある方用の駐車スペースがあります。センターからボッケへ直接向かう道は、平らな舗装路と案内されています。長めに森を巡る場合は、使っている車いすに適した区間や、その日の路面・積雪状況をスタッフに確認しましょう。別ルートの「森のこみち」には木の階段を通る接続部分があります。入口やトイレの利用、車いすの貸し出し状況、必要な設備や用具については、事前に問い合わせてください。
ビジターセンターの水槽で見る天然のマリモ
阿寒湖畔で泥が湧き立つボッケ
針葉樹と広葉樹が混じる北国の森の散策
今に息づくアイヌの工芸と、地域の人々による体験

阿寒湖畔のボッケで湧き立つ泥。2012年9月撮影。見学は保護柵の外から行ってください。
Lake Akan Kushiro Hokkaido Japan14s3.jpg — 663highland, CC BY 2.5 (https://creativecommons.org/licenses/by/2.5/). Source: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lake_Akan_Kushiro_Hokkaido_Japan14s3.jpg. Resized and recompressed as WebP; no crop or retouching. · Creative Commons
センターから標識に沿ってボッケへ直接向かい、柵の外の見学場所から泥の噴出を眺めたら、同じ道を戻ります。体力や時間に余裕がないときに選びやすいコースです。
センター、ボッケ、まりもの里桟橋を結ぶボッケ遊歩道を、案内標識に沿って歩きます。出発前に最新の地図をもらい、宿やバスへ戻る時間も考えて、どこで散策を終えるか決めておきましょう。
もう少し森を歩きたくて、階段も大丈夫なら、センター裏の尾根沿いにある、道幅の狭い「森のこみち」を選べます。ボッケの道につながっているので、どの接続部分を使うか、センターを出る前に確認しましょう。
30~45分ほどかけてマリモの水槽や地図を見て、野外の最新情報を確認します。
ボッケへ直接往復するか、主な遊歩道をゆっくり歩くなら60~90分ほど見ておきます。
バスの時間に余裕を持って戻り、温かい飲み物やセンターの飲食できる場所で休憩を取りましょう。
まず遊覧船の出発時刻を確認し、センターと無理なく歩けるボッケの区間を楽しみます。
運航していれば、約85分の遊覧船に乗ります。乗船に必要な時間も別に確保しましょう。
温泉街で昼食を取り、遠くの別の湖へ急ぐ代わりに、工芸品を見たり、予約した文化体験に参加したりしましょう。
水槽で、ふわふわした表面を普通の葉のある植物と比べてみましょう。根のある1本の植物ではなく、藻類が集まった球なのはなぜでしょう。展示に触れずに、形をスケッチしてみてください。
道から、常緑の針葉樹の葉、広い葉、倒木のざらざらした表面を見比べてみましょう。樹木の解説板で名前も確かめてみてください。食べ跡を探すのも楽しみですが、樹皮や木、きのこはそのまま残しましょう。
見学できる場所で足を止め、泥の中から泡がはじける音に耳を澄ませてみましょう。開けた暖かい一角と、周囲の森の様子を比べてみてください。柵の内側には、手も足も入れないでください。
遊覧コースは約85分で、このうちマリモ展示の見学が約15分です。きっぷの購入や乗船には別に時間を取りましょう。秋が深まると便数が減るので、船の出発に合わせて散策を組む前に、その日の運航を確認してください。
地域の人々が案内する森や湖の体験、工芸体験を選ぶか、阿寒湖アイヌコタンの劇場の公演を調べてみましょう。工芸品を見るときは作り手の名前にも目を向けてください。ここが人々の暮らす場所でもあることを大切にしましょう。
マリモ、公園の地図、短い映像をゆっくり楽しんだら、森に面した休憩スペースでひと息つきましょう。
温泉街を移動する前に、阿寒湖アイヌシアターの現在の演目と空き状況を確認しましょう。
幹や枝で動く姿を探してみましょう。英語名には「赤いリス」という意味がありますが、冬の毛は鮮やかな赤ではなく灰褐色になることもあります。
道から森を見渡し、シカがいたら十分な距離を取りましょう。食べ物を与えたり、森の中へ追いかけたりしないでください。
道から枯れた幹の食べ跡を探し、木をたたく音がしたら足を止めてみましょう。鳥が使っている穴には近づかないでください。
木をたたく音に耳を澄ませ、遊歩道から双眼鏡で幹を探してみましょう。音や食べ跡だけでは、鳥の種類までわからないこともあります。
幹を動き回る小鳥を双眼鏡で観察してみましょう。近くで撮ろうと道を外れず、その場から見られる姿を楽しんでください。
球形のマリモは、細い糸のような藻体が集まったものです。この藻類は、岩に付着したり、もっと緩く集まったりした形でも暮らしています。
ボッケの一部では地熱によって雪が深く積もりません。レンジャーは冬に活動するコオロギも記録しています。
ボッケ遊歩道では、柔らかくなった枯れ木で餌を探すオオアカゲラがレンジャーによって記録されています。倒木は、片づけるものではなく、生き物の食事場所になることがあります。
2024年12月にエコミュージアムセンターからビジターセンターへ名称が変わっても、自然を学び、散策に出かける拠点という役割は続いています。
4月下旬~5月中旬には、湿地で白いミズバショウを探してみましょう。残雪や濡れた木道、その日に歩けるおすすめの区間を確認してください。
雨具と飲み水を持ち、森をゆっくり散策しましょう。阿寒湖には涼しい日も暑い日もあるので、服装で調整できるようにしておきましょう。
常緑樹と色づく広葉樹を見比べてみましょう。木の実やきのこも散策の楽しみですが、その場に残してください。遊覧船の減便や朝の冷え込みにも気をつけましょう。
スノーシュー、道の状態、通行できる湖岸の道についてセンターに尋ねましょう。遊歩道は除雪されません。足跡を追って氷の上へ出ず、湖は陸から眺めてください。
水槽展示、自然の解説、地図と野外の最新情報、映像、森に面した飲食・休憩スペースがあります。
一般の車は公共の駐車場を利用してください。センターの駐車スペースは障がいのある方用です。到着時に現在の料金を確認しましょう。
阿寒線、または空港からの利用に合う便で阿寒湖バスセンターへ向かいます。主な便の所要時間は、釧路駅から約2時間、釧路空港から75~80分と案内されています。便数は限られ、7~10月だけ運行して冬には走らない便もあるので、出発前に帰りの便を決めておきましょう。
阿寒湖畔ビジターセンターの公式住所を目的地にし、指定の公共駐車場を利用してください。地図に道があっても、車や徒歩で湖を一周できるとは限りません。北岸には立ち入りが制限された私有地があります。
センターには車いすの貸し出しと、障がいのある方用の駐車スペースがあります。入口やトイレの利用、聞こえに関する支援、必要な車いすや用具について、事前に問い合わせてください。
ボッケへ直接向かう道は平らな舗装路と案内されており、徒歩約10分です。その日の路面や積雪、長めに森を巡る場合に車いすで通れる区間を、スタッフに確認しましょう。
道幅の狭い森のルートで、木の階段を通る接続部分があります。階段を避けたい場合は、ボッケへ直接向かう道を選びましょう。
各カードは写真、特徴、豆知識が掲載された探索ページにリンクしています。
全体像から始めて、ズームインしてこのスポット周辺の個々の野生動物観察を探索しましょう。
出発前に、センターのクマ出没情報や通行止めの柵を確認しましょう。グループでまとまって歩き、見通しの悪い場所では自分たちの存在を知らせてください。クマに近づいたり、走って逃げたりしてはいけません。
ボッケでは子どもが柵の内側に入らないよう見守ってください。泥は危険な高温です。地面に触れたり、水の温度を確かめたりせず、外から見学しましょう。
マリモを間近で見るならビジターセンターへ。植物や藻類を採取したり、野生動物に餌を与えたり、食べ残しを置いていったりしないでください。
ボッケ遊歩道は徒歩専用です。自転車とペットの犬は入れません。施設の案内では、介助犬などの補助犬は例外とされています。
2026年10月16日確認時点の開館時間は09
00~17:00。火曜休館で、火曜が祝日の場合は翌日が休館です。12月29日~1月3日も休館します。入館は無料です。
一般の車は阿寒湖畔第一駐車場を利用してください。センターの駐車スペースは障がいのある方用です。駐車料金は現地の表示で確認しましょう。
歩き始める前に帰りのバスを決めておきましょう。阿寒バスには7~10月のみ運行する便もあります。到着が遅いと、センターの閉館まであまり時間が残らないことがあります。
山へ足を延ばす場合は、最新の火山活動と立入規制を確認してください。気象庁の2026年10月16日の発表では、雌阿寒岳の噴火警戒レベル2が継続され、ポンマチネシリ火口周辺には危険があります。この湖畔プランには山頂への登山は含みません。
新しい観察が追加されると、最近のスナップがここに表示されます。
Maryland, US
ここで見られるかも オジロジカ、トウブハイイロリス、ショウジョウコウカンチョウ.
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District of Columbia, US
ここで見られるかも トウブハイイロリス、カモ、イエスズメ.
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Illinois, US
ここで見られるかも コマツグミ、カナダガン、イエスズメ.
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Virginia, US
ここで見られるかも マダラヤナギウンカ、ショウジョウコウカンチョウ、トウブハイイロリス.
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発見を持ち帰ろう
見つけた動植物を撮影して調べ、冒険の記録をコレクションに残せます。