Aコース:景色を楽しむ短い木道の散策
外の空気を味わい、季節の植物や山の眺めを少し楽しみたいときに向いています。センターから案内に従って短い周回コースを歩き、のんびり過ごしましょう。何度も立ち止まりたいなら、屋外で30〜45分ほどを見込んでください。
公式のコース案内では、Aコースが車いす対応とされています。出発前にスタッフへ経路と当日の路面の状態を確認しましょう。バリアフリーの道が必要な場合は、Aコースを利用してください。
長者原では、山頂を目指さなくても、くじゅうの山々を間近に感じられます。タデ原湿原へと延びる木道には、草花や山の表情を眺めながら、ゆっくり歩きたくなる風景が広がります。大分県の長者原ビジターセンターから出発し、一緒に歩く人に合った周回コースを選びましょう。阿蘇くじゅう国立公園には熊本県の阿蘇の火山景観も含まれますが、阿蘇の火口は別の目的地です。火口周辺への立ち入り規制は、長者原とは別に確認する必要があります。
標高約1,000mのタデ原湿原には、周囲の山々から湧き出す水が流れ込みます。一面に同じ植物が生えているわけではなく、ヨシやヌマガヤの群落、ミズゴケ、隣接する森が、それぞれ足元の環境に応じて広がっています。木道からなら、植物を踏まずにその違いを観察できます。草の高さや葉の質感の変化に目を向けてみてください。山ばかり見ていたときには気づかなかった、小さな花が見えてきます。
この開けた風景には、人々の暮らしの歴史も重なっています。地域の人々は昔から草原を放牧や飼料、暮らしの資材を得る場として利用してきました。管理のもとで行う野焼きは、木々が増えて草原が森に変わるのを防ぐ役割があります。春の野焼きの直後は黒く見えても、やがて新しい緑が戻ってきます。湿原を守るには、水や気候に加え、継続した手入れも欠かせません。人が支えてきた景色だと知ると、センターの映像や展示もいっそう興味深く感じられます。
気軽に楽しむなら、景色を眺める短い木道のコースを。草花をもう少し見たいなら、湿原を広く巡るコースが向いています。最も長い周回コースでは隣の広葉樹林にも入り、ナラ類やブナの葉を透かす光と、足元に広がるミズゴケの緑を楽しめます。雨ヶ池や坊ガツル、山頂へ向かう登山道に進まなくても、十分に充実した時間を過ごせます。分岐の案内板で立ち止まり、自分たちが選んだ周回コースを確かめてから進みましょう。
夏にはノハナショウブや、青く丸い花をつけるヒゴタイが湿原を彩ります。その後はワレモコウの小さな暗赤色の花穂も草の間に見られます。鳥や昆虫は花ほど見つけやすいとは限りません。道から静かに立ち止まり、耳を澄ませ、動きを待ってみましょう。センターの季節の自然情報も、その時期の見どころを知る手がかりになります。ここで紹介する動植物は地域の自然を構成する仲間たちです。実際に何に出会えるかは、季節や天候、少しの運にも左右されます。 スナップして学ぶ準備は万全!ここですべての自然の種を識別するためにSnappitアプリを入手しましょう。
阿蘇くじゅう国立公園は1934年12月4日に指定されました。タデ原と、山中の別の湿原である坊ガツルは、2005年11月8日に一緒にラムサール条約湿地として登録されました。同じ登録地でも、気軽な散歩でひと続きに巡れる場所ではありません。タデ原はビジターセンターのすぐそばにあり、坊ガツルはそれより標高の高い山中にあります。この地域の草原には、放牧や採草、野焼きの歴史も息づいています。現在は保全活動やボランティアの力も加わり、その営みが受け継がれています。
まずセンターで当日の道や天気の情報を確認し、案内された3つの周回コースから選びましょう。すべての道を歩こうとするより、花や草の質感、鳥の気配に目を向けて、何度かゆっくり立ち止まるのがおすすめです。歩いたあとは館内の景観展示を見たり、展望室でひと休みしたり。小さな自然の見つけ方を教わりたいなら、ガイド付きの自然観察会について尋ねてみてください。
春は野焼きに伴って通行が制限されることがあり、実施日は天候などによって変わります。夏は雨や雷、台風で予定の変更が必要になることも。秋の週末は登山者も同じ駐車場を利用するため、混み合うことがあります。九州でも、この高原では冬に雪や凍結があり、運転が難しくなる場合があります。スタッフに状況を尋ね、一緒に歩く人に無理のない条件であれば、センターと短い散策を楽しみましょう。11〜4月はセンターの閉館時刻が早まります。
ビジターセンターはバリアフリーに配慮され、館内の高低差を移動できるエレベーターがあります。公式の現地案内で車いす対応とされているのは、約800mの短いAコースです。森を通る区間はバリアフリーではありません。木道の当日の状態、駐車場から湿原への利用しやすい経路、適したトイレをスタッフに確認しましょう。雪や氷、濡れた木道、補修によって利用のしやすさは変わります。車いすとベビーカーの貸し出しもありますが、利用できる台数には限りがあります。
山々に囲まれた湿原散策。車いすで利用できる短い木道のコースも選べます
夏のノハナショウブから青く丸いヒゴタイまで、季節を彩る野の花
開けた湿原からナラ類やブナの森へ、ゆるやかに変わる景色
湧水、草原の手入れ、野焼きの役割がわかるビジターセンターの展示

緑の丘を背景に、タデ原湿原を渡る木道。2020年5月24日撮影。
Tadewara Wetlands (52133306063).jpg — Raita Futo, CC BY 2.0 (https://creativecommons.org/licenses/by/2.0/). Source: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tadewara_Wetlands_%2852133306063%29.jpg. Resized and recompressed as WebP; no crop or retouching. · Creative Commons
外の空気を味わい、季節の植物や山の眺めを少し楽しみたいときに向いています。センターから案内に従って短い周回コースを歩き、のんびり過ごしましょう。何度も立ち止まりたいなら、屋外で30〜45分ほどを見込んでください。
公式のコース案内では、Aコースが車いす対応とされています。出発前にスタッフへ経路と当日の路面の状態を確認しましょう。バリアフリーの道が必要な場合は、Aコースを利用してください。
開けた湿原をもう少し長く楽しみたいときに選びましょう。最短のコースでは物足りないけれど、森まで足を延ばすほどではない、というときにちょうどよいコースです。立ち止まる時間を含めて約1時間を見込み、分岐ではセンターの地図を確かめてください。
木道を歩くコースですが、3コースの案内で明確にバリアフリーとされているのはAコースだけです。車いすやベビーカーで先へ進む場合は、スタッフに確認してください。
隣接する自然研究路も歩くと、空の広い湿原から広葉樹やコケのある森へ、景色の変化を楽しめます。現地案内図の所要時間は約80分。立ち止まりながら歩くなら1時間30分〜2時間を見込みましょう。雨ヶ池・坊ガツル方面との分岐では登山道へ進まず、選んだ周回コースをたどってください。
森の区間はバリアフリーではありません。車いす対応の木道が続くわけではなく、自然の地面を歩く道です。雨のあとは特に、足元に適した靴を選んでください。
センターで20〜30分過ごし、最新のお知らせを確認してコースを選びます。
Aコースをゆっくり歩くか、全員がもう少し歩きたいならBコースへ。花をひとつ眺め、景色をひとつ楽しみ、1分ほど耳を澄ませてみましょう。
センターに戻って自然の展示を見たり休んだりし、バスの時刻まで余裕を残します。
まず展示を見て、森の道の状態やテープで規制された場所がないか尋ねます。
案内に従ってCコースを歩き、休憩を含めて1時間30分〜2時間を見込みます。登山道との分岐では、周回コースを外れないようにしましょう。
閉館前にセンターへ戻り、食事や次の移動にも十分な時間を取ります。
センターで、外に出たら見つけてみたいものをひとつ選びましょう。花の形、鳥、湿原と森の境目など、何でもかまいません。まずはそれだけに注目してみてください。生きものの種類を競って集めるのではなく、小さな子どもにも自分なりの目的ができる歩き方です。
Cコースでは、開けた場所と木々の下で一度ずつ立ち止まり、道を外れずに光や風、音を比べてみましょう。近くに木が生えているのに、湿原が開けたままなのはなぜでしょう。水の条件と、人々の手入れの両方が、その答えに関わっています。
道から見える山の輪郭、草の茎、花か葉をひとつずつ描いてみましょう。それぞれ1〜2分で十分です。ほかの人が通れるよう木道を空け、混んでいるときは写真を撮って、あとで続きを描いてください。
今後の自然観察会や対応する言語、予約の要否をセンターに尋ねてみましょう。ガイドと歩くと、短い湿原の区間にもたくさんの発見があります。開催日、集合時刻、参加できる人数は、最新の案内で確認してください。
開館中は、映像や季節の展示、展望室を楽しめます。小雨なら外の様子を短時間眺めるだけでもよいでしょう。雷、強風、大雨のときは散策を延期してください。天候の回復を待つか判断するときは、歩道だけでなく帰りの交通も確認しましょう。
夏には、細長い葉の上に咲く紫色の花を探してみましょう。自生するノハナショウブは、湿原の夏を彩る植物のひとつです。木道から観察し、センターの季節の写真と見比べてみてください。
コケのある森も、長いコースを選ぶ楽しみのひとつです。たくさんの水を蓄えるミズゴケは、低く広がる緑のじゅうたんのようで、湿原を知るうえでも大切な存在です。道からその質感を楽しみ、押したり、引き抜いたり、踏み込んだりしないでください。
花の季節が進んだら、草の間で細い茎に付く、小さくまとまった暗赤色の花穂を探してみましょう。青く目立つヒゴタイと比べると、その小さな姿の違いも楽しめます。植物の中へ踏み込まず、カメラのズームを使って見てください。
湿り気のある背の高い草むらは、見落としがちな小さな哺乳類のすみかでもあります。草を眺めの邪魔なものではなく、生きものの家だと考えてみましょう。茎をかき分けたり巣を探したりせず、センターの生きもの情報を通じてカヤネズミの暮らしを知ってください。
8〜9月には、周りの草より高く、青く丸い花が見られることがあります。ひとつの球に見える部分は、小さな花が集まったものです。道からワレモコウも見えるなら、より小さく色の濃い花穂と形を比べてみましょう。
草原では、動く姿を探す前に小鳥の声に耳を澄ませてみましょう。タデ原の昆虫は、ホオアカなどの鳥たちの暮らしを支えています。草の中へ入るより、双眼鏡を持って静かに立ち止まるほうが観察につながります。姿が見えなくても、声を聞く時間には楽しみがあります。
登録面積は合計91ヘクタールで、タデ原が38ヘクタール、坊ガツルが53ヘクタールです。標高も行き方も異なるため、1日の予定を立てるときには区別して考えましょう。ここで紹介している、道路のそばから気軽に楽しめる湿原はタデ原です。
のびやかに開けた風景にも、継続した手入れが必要です。飼料や燃料、屋根を葺く草への需要が減るにつれ、伝統的な草原利用も減っていきました。管理やボランティアの活動は、木々が増えてこうした生息環境が失われるのを防ぐ助けになっています。
目の前の山並みは、ひとつの火山ではなく、20を超える円すい形の火山や溶岩ドームが集まってできています。湿原ではそれぞれの山の形をゆったり眺められ、センターではその成り立ちを学べます。
野焼きの直後は地面が黒く見えることがありますが、やがて緑が戻り、春の花もその変化に加わります。実施日や一時的な通行規制を確認し、見学や撮影のために作業中の野焼きへ近づかないでください。
急いで一周するより、花を見る時間を大切にしましょう。雨が降り始めたら短い散策に切り替えられるよう、予定に余裕を持たせてください。高原は平地より涼しいものの、飲み水や日差しへの備え、風雨を防ぐ上着は必要です。
木々の紅葉だけでなく、色づく草や季節の終わりに咲く花にも目を向けてみましょう。紅葉を目当てに登山者も訪れるので、比較的静かな平日を選ぶと、駐車や木道でのゆっくりした散策がしやすくなります。
雪の湿原は美しいものですが、積雪や凍結によって歩くコースも運転の条件も変わります。センターと必要な施設が利用できるかを確認し、道路とバスのお知らせも調べましょう。屋外の条件が悪いときは、屋内を中心に短く楽しむ計画に切り替えてください。
長者原ビジターセンターは入館無料です。通常は9:00に開館し、5〜10月は17:00、11〜4月は16:00に閉館します。12月29日〜1月3日は休館です。遠方から向かう前に、臨時休館のお知らせも確認してください。
大きな衛星画像の展示、季節の自然情報、地域を紹介する映像を見てみましょう。雲や雨で長く歩きにくい日でも、展望室から景色を楽しめます。一緒に訪れる人や使う言語に合った映像・展示をスタッフに尋ねてください。
長者原周辺の公衆トイレは案内図に載っています。利用できるトイレのうち、自分に適した場所をスタッフに教えてもらいましょう。車いすやベビーカーの貸し出しも出発前に確認してください。飲み水と軽食は持参し、現地で買う予定なら周辺の店の営業時間を調べておきましょう。
JR豊後中村駅から、長者原方面へ向かう九重町コミュニティバスの縦断路線を利用します。町の案内では、センターの最寄り停留所は「九重登山口みやま」です。2026年10月16日に確認した公表運賃は大人500円。運行便や所要時間は曜日などで異なるため、最新の時刻表と帰りの接続を出発前に確認してください。
コミュニティバスの九重登山口〜牧ノ戸峠は、12月1日から2月末まで運休します。ほかの運行会社とは運行時期、停留所、予約方法が異なるため、同じ路線の便のようにまとめて考えないようにしましょう。九州横断バスへの乗り継ぎを予定する場合は、空席も確認してください。
やまなみハイウェイ沿いの長者原ビジターセンターを目的地に設定しましょう。センターの案内では、通常の道路状況で九重インターチェンジから約40分です。花や紅葉の時期の週末は余裕を持って出発し、指定の駐車場を利用してください。冬の運転前には道路状況も確認しましょう。
車いすを利用する人やベビーカー連れは、まずAコースを中心に考えるとよいでしょう。建物を出る前にスタッフと相談し、エレベーターの利用、歩き始めるまでの経路、一時的に路面の状態が悪い場所などを確認してください。持参した用具と貸出用具のどちらが使う人に合うかも考えましょう。
森の道は全体として比較的平坦ですが、バリアフリーではありません。同じくらいの距離でも、自然の地面を歩く道と木道では負担が大きく違うことがあります。森まで行かなくても、十分に楽しめます。
ビジターセンターの2026年10月4日のお知らせでは、長者原園地の泉水山側トイレ付近の木にスズメバチが集まり、テープで立ち入りを規制していると案内されています。近づかず、現在利用できる経路をスタッフに確認してください。同じお知らせには、離れた坊ガツル付近の登山道の情報も含まれますが、タデ原の木道全体が閉鎖されているという内容ではありません。
2026年10月16日時点で、気象庁の九重山の噴火警戒レベルは1で、硫黄山の噴気孔付近の高温の火山ガスに注意を呼びかけていました。硫黄山への登山は禁止されています。今回は案内のある湿原の道と周辺の自然散策路を歩き、立入規制を守ってください。出発前には新たな規制がないか確認しましょう。
2026年10月16日時点で、阿蘇山の噴火警戒レベルは2で、火口からおおむね1km以内は立ち入り禁止でした。火口見学を前提に予定を立てないでください。旅の途中で阿蘇にも立ち寄る場合は、阿蘇の最新の規制情報を確認しましょう。長者原の利用案内だけでは、阿蘇の状況はわかりません。
九重町の気象警報・注意報と大分県西部の天気予報を確認し、現地では道の状態をスタッフに尋ねてください。短い散策でも、雨や雷、霧、冬の凍結に注意が必要です。天候が悪化したら一周することにこだわらず、早めに引き返しましょう。
各カードは写真、特徴、豆知識が掲載された探索ページにリンクしています。
このスポットの種カードを現在追加中です。
全体像から始めて、ズームインしてこのスポット周辺の個々の野生動物観察を探索しましょう。
出発前にビジターセンターの最新のお知らせを確認し、現地ではその日に適したコースをスタッフに尋ねましょう。
2026年10月4日、センターは長者原園地の泉水山側トイレ付近にスズメバチが集まり、一部をテープで規制していると案内しました。テープの内側には入らず、規制が続いているか確認してください。
滑りにくい靴を履き、防寒着と雨具を持参しましょう。濡れた木道や凍結した道では、いつもよりゆっくり歩いてください。
木道と指定された道から外れず、花やコケは採らずに観察しましょう。ごみは持ち帰ってください。
散策に出る前に帰りのバスを確認しましょう。センター最寄りのコミュニティバス停は「九重登山口みやま」です。運行会社によって停留所名が少し異なります。
飲み水と軽食を持ち、歩き始める前にトイレを済ませましょう。冬は屋外のトイレがすべて使えるとは限らないため、利用できる場所を確認してください。
写真を撮るときは、ほかの人が通れる幅を空けましょう。鳥は静かに観察し、動物や巣を探すために草をかき分けないでください。
山へ足を延ばす場合は、改めて登山計画を立てましょう。硫黄山の立入規制がある噴気地帯には近づかず、阿蘇へ行く場合は火口周辺の規制を別途確認してください。
新しい観察が追加されると、最近のスナップがここに表示されます。
Maryland, US
ここで見られるかも オジロジカ、トウブハイイロリス、ショウジョウコウカンチョウ.
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District of Columbia, US
ここで見られるかも トウブハイイロリス、カモ、イエスズメ.
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Illinois, US
ここで見られるかも コマツグミ、カナダガン、イエスズメ.
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Virginia, US
ここで見られるかも マダラヤナギウンカ、ショウジョウコウカンチョウ、トウブハイイロリス.
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発見を持ち帰ろう
見つけた動植物を撮影して調べ、冒険の記録をコレクションに残せます。