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公園Kyushu, 日本

日南海岸国定公園

都井岬では、見どころを次々に回るより、ゆっくり過ごすのがおすすめです。

このスポットについて

都井岬では、見どころを次々に回るより、ゆっくり過ごすのがおすすめです。海を見下ろす高台に、起伏のある草原が広がり、どこで馬たちの姿に出会えるかも、その日次第。まずは観光の拠点となるPAKALAPAKA(パカラパカ)へ。馬の暮らしを知り、海を眺め、天気に合わせて予定を立てましょう。短い散策と静かな休憩だけでも、充実した午前になります。

ここは、広い海岸の自然公園の一角です。日南海岸国定公園は宮崎県と鹿児島県にまたがり、岩場の海岸や島々、志布志湾の砂浜などを含んでいます。このガイドで訪ねるのは、宮崎県最南端の串間市にある都井岬。青島、鵜戸神宮、南郷の海岸は、それぞれ移動時間を取って訪ねたい場所です。岬の短い散策コースにまとめて組み込むことはできません。

御崎馬は、江戸時代からこの地で飼われてきた馬を祖先とする日本在来馬です。保護・管理された環境の中を自由に暮らし、地元では「野生馬」と呼ばれています。成り立ちをより正確に表すなら、野生化した馬、あるいは半野生の馬です。馬たちが草を食べることと、地元の牧組合の手入れによって、この開けた草原が保たれています。触れようとせず、離れたところから見守りましょう。馬は草原と林を行き来するので、訪れたときに必ず会えるとは限りません。

もう少し足を延ばすなら、楽しみ方の異なる二つの立ち寄り先があります。海を見下ろして立つ都井岬灯台は、坂道や階段を上れる方なら内部を参観できます。一方、御崎神社は海沿いの斜面の下方にあり、自生するソテツの近くを、本殿に向かって長い階段で下ります。同行者全員が無理なく歩けるかを考えて選んでください。交流館での気軽なひと休みを、無理に長い散策に変える必要はありません。 このスポットのインタラクティブなフィールドガイドを解除:Snappitアプリを入手して外出先で自然を識別しましょう。

日南海岸が国定公園に指定されたのは1955年6月1日です。馬の歴史はさらに古く、高鍋藩が1697年に御崎牧を設けて以来、人の手をあまり加えない周年放牧が続いてきました。御崎馬とその繁殖地は1953年に国の天然記念物に指定されています。都井岬灯台は1929年12月22日に初点灯し、岬に船の航行を支える目印が加わりました。

ここでできること

09: 00以降にPAKALAPAKAから始めましょう。馬についての展示を見て、トイレを済ませ、草原の様子をスタッフに聞いてみてください。歩きたい方には、事前予約制の30分または60分の野生馬ガイドがよい入門になります。ガイドを利用しない場合も、まずは海を眺め、現地で確認してから無理のない短い散策を選びましょう。灯台は、時間と天気に余裕があり、歩行に無理がなければ、別の立ち寄り先として加えてください。

季節の情報

九州南部では、例年6月~7月上旬に雨が多くなります。夏は蒸し暑く、6~10月は台風が訪問に影響することもあります。秋冬には、馬が林の中で過ごす時間が増える場合があります。平地では暖かく感じても、風を防ぐ上着を持っていきましょう。強風や雷雨の日は、風を遮るものの少ない岬へのお出かけを見合わせてください。

アクセシビリティ

歩く距離を抑えるなら、PAKALAPAKAを中心にするのが現実的です。公開されているバリアフリー情報では、駐車場から入口まで平坦な舗装路があり、障がい者用駐車スペースと多目的トイレも案内されています。ただし、草原・灯台・神社まで段差なく行けるわけではありません。草の斜面には凹凸があり、滑りやすいこともあります。灯台には階段があり、御崎神社では長い階段を下った分、帰りに上る必要があります。

見逃せないポイント

1

PAKALAPAKAで海を眺めて休憩し、馬の暮らしを知る

2

保護された草原と林を自由に行き来する御崎馬

3

余裕があれば都井岬灯台の内部を参観

4

階段のある別の立ち寄り先として、御崎神社と自生するソテツを訪ねる

緑の草の斜面の向こうに、木々に覆われた尾根と細く青い海の水平線が見える。手前には小さな保護用の金網囲いがある。

都井岬に広がる草原と木々に覆われた斜面。2016年5月撮影。

Cape toi - 都井岬 - panoramio (5).jpg — z tanuki, CC BY 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by/3.0/). Source: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Cape_toi_-_%E9%83%BD%E4%BA%95%E5%B2%AC_-_panoramio_(5).jpg. Converted Wikimedia’s 1280×581 thumbnail (original photograph 3526×1600) to WebP quality 92, method 6 at unchanged dimensions. No upscaling, crop, retouching, added text or additional colour changes. EXIF omitted. · Creative Commons

散策とルート

交流館と短い草原散策

PAKALAPAKAを出発・帰着の拠点にします。展示や海に面した休憩スペースでゆっくり過ごしたら、予約したガイドと草原へ。ルートは、その日の状況や馬の様子に合わせてガイドが選びます。小松ヶ丘は公式に紹介されている草原エリアの一つですが、好きな斜面を横切るのではなく、歩きやすい行き方を現地で確認しましょう。

坂道や凹凸のある地面が難しい場合は、交流館だけを楽しむプランにしてください。歩行について心配があれば、予約前にガイドへ相談しましょう。通常のガイドは小学生以上が対象で、小・中学生には大人の同伴が必要です。

交流館と短い草原散策

余裕があれば灯台へ

灯台は、馬を見る草原とは別の立ち寄り先として考えましょう。灯台の駐車場から見学用の道を進み、全員が無理なく上れそうなら内部の階段へ。航路標識などの展示を見れば、景色だけでなく灯台の役割もわかります。

入口までの道には坂と階段があり、建物の中にも階段があります。PAKALAPAKAから段差なく回れる見学先ではありません。出発前に灯台の窓口へ、自分たちが見学できる範囲を確認してください。

余裕があれば灯台へ

車で、ゆったり午前のひと回り

09:00以降にPAKALAPAKAに着いたら、トイレなどを済ませ、海を眺めてひと息。予約した短い草原散策に参加するか、交流館の近くで過ごしましょう。灯台にも寄るなら、見学時間に余裕を持って午前の最終受付11:45より前に入るか、昼食後の13:00以降に回ります。御崎神社は最後に詰め込まず、別途、行くかどうかを判断しましょう。

バスで短く楽しむ

2026年10月16日に確認した市の時刻表では、串間駅10:14発、PAKALAPAKA10:52着です。帰りを12:58発にすれば、岬で2時間あまり過ごせます。集合時刻が合えば、交流館と事前予約した短い散策を楽しめる時間です。その後の毎日運行の帰りの便は15:28発。出発前に改めて時刻を確認してください。18:08発の便は土日祝日のみで、平日の帰りには使えません。

体験・アクティビティ

野生馬ガイドを予約する

観光物産協会のガイドには30分・60分・90分のコースがあり、希望日の2日前の17:00までに予約が必要です。空き状況、歩行面での希望、料金を予約時に確認しましょう。2026年4月1日からの料金表では、1~2名で利用する場合、30分コースは合計1,200円、60分コースは合計2,200円です。3~10名では、順に1名600円、1名1,100円となります。長いコースや団体の料金は別設定です。問い合わせは0987-72-0479、ガイド直通は090-4588-1133へ。

風景の違いを見つける

安全に立ち止まれる場所で、短く食まれた草、色の濃い林、広がる海の三つを見比べてみましょう。子どもには、道を外れたり動物に近づいたりせず、その違いを探してもらうと楽しめます。スケッチや、風景を広く入れた写真にも向いています。

神社への階段は無理せず選ぶ

御崎神社は、鳥居から長い階段を下って参拝します。公式案内では、本殿までの下り階段の道のりは120mです。帰りの上りに備えて体力を残しておきましょう。下方の本殿への参拝は車いすやベビーカーには不向きです。階段が濡れている日は、別の機会にするのもよい判断です。

短い屋内の滞在にするか、延期する

小雨なら、PAKALAPAKAの屋内休憩スペースや展示だけを楽しむ過ごし方もあります。車で向かう前に、開館しているか確認してください。強風、大雨、雷、台風の影響があるときは、風を遮るもののない斜面や海沿いの階段を避け、別の場所で屋内を楽しむ日にしましょう。

動植物と生息環境

馬のペースを大切に観察する

小柄な体つきや濃い毛色、ゆっくり草を食べる動きに注目してみましょう。群れに向かって歩いていくより、静かに立ち止まるほうがよく観察できます。双眼鏡やカメラのズームを使い、推奨される距離を守って、母馬と子馬の間には絶対に入らないでください。訪れたときには、馬が別の場所にいることもあります。

草原の上にも目を向ける

環境省の資料には、都井岬に生息する鳥としてチョウゲンボウが記録されています。尾の長い小型のハヤブサの仲間を空に探してみましょう。空中で止まるように羽ばたく姿は手がかりになりますが、一瞬見えたシルエットだけでの見分けは難しいものです。ルートを離れず、巣をつくっている鳥には近づかないでください。

海辺に自生するソテツを見る

御崎神社の周辺では、海沿いの斜面にソテツが自生しています。硬い葉が放射状に広がる姿を、開放されている見学路から楽しみましょう。保護されている植物群落なので、近道のために草木の中へ踏み込まないでください。

歴史と発見

草原を支える人の手

草原を保っているのは、馬が草を食べることだけではありません。地元の牧組合は、生息環境を整えるために毎年野焼きも行っています。作業中は立入規制に従い、見学する場合もスタッフが安全と案内する場所からにしてください。

今も海を照らす灯台

灯台は1929年にでき、現在も船の航行を支えています。平らな屋根を使った珍しい展望スペースがあり、塔のバルコニーから眺める灯台とはひと味違う見学ができます。

いくつもの指定で守られた自然

広い海岸一帯は国定公園です。その中で、御崎馬とその繁殖地は国の天然記念物、ソテツ自生地は特別天然記念物として守られています。同じ風景をつくるそれぞれの要素に、異なる保護の指定があるのです。

訪れる季節

春

草原が緑になり、4~5月は子馬が生まれる時期の中心です。子育て中の母馬や、争っている牡馬には特に距離を取りましょう。季節ならではの姿を追い求めるより、穏やかで雨のない日を選ぶことが大切です。

夏

散策は短めにし、飲み水と日差し対策を用意して、屋内の休憩も挟みましょう。6月~7月上旬は雨が多く、その後は蒸し暑くなります。荒天が近づいたら、岬へ行く予定を取りやめる判断も必要です。

秋から冬

馬の採食場所が変わるにつれ、草原と林での過ごし方も変わります。海風に備えて重ね着を用意し、日が短くなることや施設の終了時刻を考えて計画しましょう。すべての斜面を歩けると思わず、環境管理作業に伴う立入規制も確認してください。

アクセスと実用情報

PAKALAPAKA(パカラパカ)

開館時間は09:00~17:00。火曜休館で、火曜が祝日の場合は次の平日が休館です。館内には休憩席、馬に関する展示、売店、レストラン、授乳室があります。食事は11:00からで、料理のラストオーダーは15:30。多目的トイレは24時間利用できると案内されていますが、岬の入口の門には別の開閉時間があります。最新の利用案内は0987-27-3477へ。

入口の門と野生馬保護協力金

駒止めの門で案内されている協力金は、軽・普通自動車1台500円、バイク1台200円です。観光物産協会の案内では、開閉時間は4~9月が07:30~18:00、10~3月が07:30~17:30となっています。別の公式観光ページには、これより遅い開門時刻が載っているため、早朝に訪れる場合は門へ確認してください。電話は0987-76-1686です。交流館を中心に回るなら、09:00以降の到着が組みやすいでしょう。

灯台の参観時間と寄付金

2026年10月16日確認。午前は通年09:00~12:00、午後は13:00~16:30です。3~10月の土日祝日、ゴールデンウィーク、8月10~19日は、午後の終了が17:00になります。入場受付は午前・午後とも終了15分前まで。参観寄付金は中学生以上300円で、小学生以下は不要です。障害者手帳をお持ちの方と同行者1名も免除されますが、対象となる証明書については事前に確認してください。問い合わせは0987-76-1838へ。

車で行く

公式観光案内の目安は、串間駅から約30分、宮崎空港から約90分です。途中の休憩や遅れは含まれません。PAKALAPAKA、灯台、神社には、それぞれ駐車場があります。馬のいる区域ではゆっくり走れるよう時間に余裕を持ち、撮影のための急停車や、道路を塞ぐ駐車はしないでください。

公共交通で行く

JR日南線で串間駅へ行き、市の「よかバス」都井岬線でPAKALAPAKAへ向かいます。都井岬線は毎日運行と案内されており、運賃は200円、小学生は半額、未就学児は無料です。JRの運行状況と帰りのバスを両方確認し、車いすでの乗車は事前に運行事業者へ相談してください。交流館、灯台、神社は岬内の別々の見学先で、段差のない一続きの遊歩道で結ばれているわけではありません。

道路と天気を確認する

特に大雨や台風の後は、出発前に宮崎県の道路規制情報と、実際に通るルートのお知らせを確認しましょう。県のサイトは県が管理する道路を対象としており、ほかの道路管理者の情報へのリンクもあります。ナビが先へ進む道を示していても、通行止めの指示を守ってください。

歩く負担を抑えて海を眺める

PAKALAPAKAの公開バリアフリー情報では、駐車場からの道は平坦な舗装路で、障がい者用駐車スペースが1台分、多目的トイレの扉の幅は80cmとされています。現在の設備や、お使いの車いすなどで利用できるかをスタッフに確認してください。建物内と、スタッフが勧める展望スペースを中心に予定を組むとよいでしょう。

場所ごとの足元の違い

草原には斜面や舗装されていない地面があります。灯台は入口までの道にも内部にも階段があります。御崎神社は上側の入口に障がい者用駐車スペースとトイレがあっても、本殿へは長い階段を下ります。同行者それぞれの歩きやすさに合わせて、追加の立ち寄り先を選んでください。

出典と参考リンク

出会えるかもしれない野生動物

2

各カードは写真、特徴、豆知識が掲載された探索ページにリンクしています。

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このスポットのスナップマップ

全体像から始めて、ズームインしてこのスポット周辺の個々の野生動物観察を探索しましょう。

マップを読み込み中…

訪問前に知っておきたいこと

馬とは十分な距離を取りましょう。宮崎県の観光ガイドは5~10m以上離れるよう案内しています。馬の様子が変わったら、さらに距離を取り、現地の掲示やガイドの指示に従ってください。餌を与える、触る、取り囲む、後ろから近づく行為はしないでください。

子どもは大人のそばから離さず、特に母馬や子馬の近くでは気をつけましょう。馬がこちらへ来たら、手を伸ばしたり、写真を撮ろうとその場に立ち続けたりせず、十分に場所を空けてください。

岬内では制限速度の時速30kmを守り、馬の近くではさらに減速しましょう。駐車は認められた場所だけにし、道路を塞がないでください。入口の門で配られる注意事項も読んでおきましょう。

草原を歩くときは、足を覆う滑りにくい靴と、肌の露出を抑えた服装で。飲み水、日差し対策、虫よけを用意し、散策後は衣服や体にマダニが付いていないか確認しましょう。

出発前に天気予報と通行規制を確認してください。大雨の後は道の状態を現地で聞き、足元や見通しが悪ければ、崖沿いの階段や草の斜面は避けましょう。

PAKALAPAKAは火曜休館で、火曜が祝日の場合は次の平日が休館になります。野生馬ガイドにも火曜の休業があるため、予約前に日程を確認してください。

灯台は12

00~13:00が昼休みで、午前の入場受付は11:45までです。午前中に参観するか、昼食後に回る予定にしましょう。

開放されている見学エリアを利用し、植物は採らず、ゴミは持ち帰りましょう。保護されている馬やその他の文化財を商業目的で撮影する場合は、事前に市へ確認してください。

よくある質問

できません。御崎馬は自由に暮らす馬で、ふれあい用に飼育されている動物ではありません。距離を保ち、後ろから近づかず、母馬と子馬には特に十分な場所を空けてください。
いいえ。国定公園は宮崎県と鹿児島県の各地に広がる海岸の景観を含みます。このガイドは都井岬に絞ったものです。ほかの海岸の見どころには、それぞれ移動時間が必要です。
灯台や神社へ別々に立ち寄るには車が便利ですが、串間駅からPAKALAPAKAまでは市の「よかバス」があります。本数が少ないので、出発前に帰りの便を決め、列車との接続も確認しましょう。
PAKALAPAKAを拠点にして、利用しやすい屋外の展望スペースをスタッフに相談してください。交流館のバリアフリー設備が、草原や灯台・神社の階段まで続いていると考えないようにしましょう。
岬の開けた景色や交流館の展示を楽しんでください。スタッフに相談するのはよいですが、近づくために馬を追って林や立入禁止の場所、急斜面へ入らないでください。
小雨なら、開館日にPAKALAPAKAで短く屋内を楽しむ過ごし方もあります。大雨、強風、台風に伴う警報が出ているようなときは、岬への訪問自体を延期しましょう。

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