一湖へ向かう高架木道の往復
高架木道を湖畔の展望台まで歩き、同じ道を戻ります。公式に案内されている片道の距離は約800mです。五湖すべてを巡るコースではなく、ここから地上遊歩道へ入ることもできません。
段差がなく勾配を抑えた道で、車いすで利用できると案内されています。天候、路面の状態、必要な介助を確認してください。
初めて知床を訪れるなら、広大な自然の中でも気軽に訪れやすい、半島西側の知床五湖から始めてみましょう。森の向こうに湖が開け、その背後には知床連山。高架木道からはオホーツク海を望む景色も楽しめます。短時間の散策にも、湖を巡る数時間の滞在にもできる場所です。まずは、同行する人に合う歩き方を、2つの散策方法から選びましょう。
気軽に歩くなら高架木道がおすすめです。一湖までは片道約800m。途中で立ち止まり、山並みや海の眺めを楽しめます。地面から高く設けられた木道と電気柵によって、歩く人と地上の空間が分けられています。段差がなく、車いすで通りやすいよう勾配も抑えられています。帰りは同じ木道を戻るコースで、五湖すべてを巡ることはできません。ベビーカーを使う家族や段差のないルートが必要な人、森の中を歩くよりもまず景色を楽しみたい人に向いています。
森を間近に感じたいなら地上遊歩道へ。小ループでは2つの湖、大ループでは5つすべての湖を巡ります。いずれもフィールドハウスから入る一方通行のコースで、最後は地上遊歩道から出る方向にだけ通れる接続口を通り、高架木道に合流します。バリアフリーの遊歩道とは異なり、地面には凹凸があり、木の根や石もあります。ガイドと歩けば、見過ごしがちなクマの爪痕やキツツキの食痕、シカが植物を食べた跡にも気づけるでしょう。5つの湖を見終えることだけを目標にせず、じっくり観察する時間を取りたいときに大ループを選んでみてください。
利用ルールを知っておくことも、散策の準備のひとつです。5月10日~7月31日に地上遊歩道を歩くには、登録引率者によるガイドツアーへの参加が必要です。それ以外の開園期間は、立入手続きと短いレクチャーを受けてから、個人で散策できます。ヒグマの出没によって地上遊歩道が閉鎖されたり、ツアーが中止されたりするため、当日の予定には余裕を持たせましょう。高架木道には別の入口と利用条件があります。地上遊歩道が閉鎖されているときに、高架木道側から入ることはできません。
大きな動物が姿を見せなくても、観察できるものはたくさんあります。この地域の動植物カレンダーには、ニホンジカ(エゾシカ)、クマゲラ、アカゲラなどが載っています。道から観察し、鳥を呼び寄せようとせずに声へ耳を傾け、木に見つけた跡についてガイドに聞いてみましょう。ヒグマも暮らしていますが、ここでの散策はクマを追跡するためのものではありません。動物の後を追ったり、撮影のために近づいたりしないでください。森が静かに見えても、クマがいないとは限りません。
知床五湖は、知床全体の自然を知る入口にもなります。世界遺産地域では、季節的な海氷が豊かな海の食物網を支え、川へ戻るサケが、海の恵みをクマなど陸上の動物へとつないでいます。これは五湖にサケが遡上するという意味ではなく、海・川・森を結ぶ、地域全体のつながりの話です。屋内で詳しく知りたいなら、五湖を訪れる前後に、ウトロの知床世界遺産センターに立ち寄るとよいでしょう。 冒険をさらに充実:Snappitアプリをダウンロードして、出会った地元の種を識別しましょう。
知床国立公園は1964年6月1日に指定されました。国立公園とは別の範囲を持つ知床の世界遺産地域は、2005年に登録されています。「知床」という地名は、一般に「地の果て」と訳されるアイヌ語のsiretokに由来します。この地域の自然保護には、住民が関わってきた歴史もあります。斜里町では1977年に「しれとこ100平方メートル運動」が始まり、開拓跡地を開発から守り、森を再生してきました。知床五湖では2011年に現在の散策制度が導入され、利用を調整する地上遊歩道と高架木道を組み合わせています。植生を守りながら、人とクマのトラブルを減らすための仕組みです。
知床五湖で、高架木道か地上遊歩道のコースを選びましょう。一湖では、水面や天候に恵まれれば、湖に映る山並みを眺められます。森を歩くときは、動物の痕跡やさまざまな木についてガイドに聞いてみてください。軽食は散策路で食べず、食事のできるパークサービスセンターで済ませましょう。半日かけてゆっくり楽しむなら、ウトロの知床世界遺産センターも組み合わせられます。
通常の散策ができる期間はアクセス道路の開通に合わせており、通年ではありません。2026年は11月8日までの開園を予定していますが、状況により変わります。春は残雪のため長靴が必要なことがあり、晩秋は日が短く、天候によって予定より早く利用できなくなる場合もあります。冬の訪問は別の手配が必要で、この散策プランには含めていません。5月10日~7月31日がガイドツアー限定だからといって、ほかの月にクマがいないわけではありません。
段差のないルートが必要なら、勾配を抑えた高架木道を選びましょう。フィールドハウスには車いす対応トイレがあり、車いすの無料貸し出しもあります。森の中の地上遊歩道にはぬかるみ、石、木の根があり、高架木道と同じように車いすやベビーカーで通れる道ではありません。訪問前に、路面の状況、貸し出しの有無、必要な介助についてフィールドハウスへ確認してください。
高架木道から眺める一湖と、その向こうに連なる知床の山々
2つの湖を巡る小ループと、5つの湖を巡る大ループから選べる森林散策
クマ、シカ、キツツキが暮らす森で、動物の痕跡を読み解く体験
海・川・森がつながる知床の生態系を身近に知る機会

知床五湖の高架木道は、湿地の上を一湖へ向かって続きます。利用ルールのある地上遊歩道とは別の方法で散策を楽しめます。2014年8月撮影。
140829 At Shiretoko Goko Lakes Hokkaido Japan02n.jpg — 663highland, CC BY 2.5 (https://creativecommons.org/licenses/by/2.5/). Source: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:140829_At_Shiretoko_Goko_Lakes_Hokkaido_Japan02n.jpg. Resized and recompressed as WebP; no crop or retouching. · Creative Commons
高架木道を湖畔の展望台まで歩き、同じ道を戻ります。公式に案内されている片道の距離は約800mです。五湖すべてを巡るコースではなく、ここから地上遊歩道へ入ることもできません。
段差がなく勾配を抑えた道で、車いすで利用できると案内されています。天候、路面の状態、必要な介助を確認してください。
フィールドハウスで必要な手続きを済ませて入り、案内に従って一方通行の小ループを歩き、高架木道を通って戻ります。1.6kmには高架木道での帰路も含まれます。ガイドツアー限定期間の所要時間は約105分です。
木の根や石があり、ぬかるむこともある凹凸のある道です。段差のないルートではありません。
案内に従い、森の中の一方通行の道で5つの湖を巡って、最後は高架木道へ進みます。歩行時間の目安90分に加え、湖を眺めたり森を観察したりする時間も取りましょう。ガイドツアー限定期間の所要時間は約180分です。
木の根や石があり、ぬかるむこともある凹凸のある道です。滑りにくい靴が必要です。こうした路面を無理なく歩けるかどうかも確かめておきましょう。
当日の高架木道の利用状況を確認し、出発前に施設のトイレを利用しましょう。
一湖へ向かって歩き、同行する人のペースに合わせて展望場所で休憩します。
同じ道を戻ります。軽食はパークサービスセンターで取り、予定したバスや車でウトロへ戻りましょう。
登録引率者の同行が必要な期間は適切なツアーを予約し、到着時間、対応言語、同行する人の参加条件を確認しましょう。
トイレや食事は先に済ませ、レクチャー後すぐ歩ける状態で到着しましょう。
大ループが開いていれば散策し、高架木道を通って戻ってから施設で休憩します。ヒグマの出没でツアーが変わる場合に備え、その後の予定には余裕を残しておきましょう。
立ち入りが認められた展望場所で足を止め、水面が穏やかなら山並みとその映り込みを見比べてみましょう。雲で山頂が隠れているときは、水面、湿地の植物、森が接する場所に目を向けてみてください。柵の内側にとどまり、ほかの人が通れるよう道を空けておきましょう。
キツツキの食痕、シカが植物を食べた跡、クマの爪痕について聞いてみましょう。動物が出てくるのを待つだけでなく、残された跡を理解することにも発見があります。痕跡を見るために道から外れず、立ち止まる場所やタイミングはガイドの判断に従ってください。
歩いてよい道から、水面、背の低い湿地の植物、背の高い森の3つを見比べてみましょう。生き物が隠れやすいのはどこか、見通しがよいのはどこかを話してみてください。植物を採ったり道から外れたりせず、気づいたことを絵や言葉で残してみましょう。
知床世界遺産センターの動物展示や生態系の解説を見ながら、歩いた森と、知床全体を支える海氷やサケのつながりを考えてみましょう。センターは知床五湖ではなく、ウトロにあります。
ウトロの知床世界遺産センターでは、屋内の野生動物の展示や映像を通して、知床全体の生態系を学べます。入館は無料です。案内されている冬季の休館日は、10月21日~4月19日の火曜日と年末年始。出発前にセンターのお知らせを確認してください。五湖の散策路から歩いて入れる避難場所ではなく、ウトロで立ち寄る別の施設です。
道からシカの姿や、植物を食べた跡を探してみましょう。動物に近づいたり、餌を与えたり、囲んだりしてはいけません。動物が姿を見せない日も、森には目を向けたいものがたくさんあります。
クマゲラは地域の動植物カレンダーに載っており、フィールドハウスでもその食痕が紹介されています。木の穴をすべてクマゲラのものと決めつけず、ガイドに跡の見方を聞いてみましょう。
地域の動植物カレンダーにはアカゲラも載っています。歩きながら耳を澄ませ、鳥が現れたら道から双眼鏡で観察してみてください。鳴き声の録音を再生して呼び寄せたり、鳥を追って道から外れたりしないでください。
湖の周辺にはヒグマが暮らしています。ここで紹介するのは、利用が管理されている理由を知るためで、クマを探しに行くことを勧めるものではありません。ヒグマが出没すると地上遊歩道が閉鎖されることがあります。
高架木道の往復も、地上遊歩道の小ループも、距離は約1.6kmです。ただし、段差のない道を往復するのは高架木道だけ。小ループには凹凸のある森の道が含まれ、別途、立入手続きが必要です。
知床全体の生態系では、季節的な海氷が海の豊かさを支え、戻ってきたサケが海の恵みを川や森の食物網へ運んでいます。五湖の散策は、その広いつながりを知る入口です。サケの遡上をたどるコースではありません。
高架木道と、利用を調整する地上遊歩道を分けることで、植生を守りながら、人とヒグマが同じ場所を利用する状況に対応しています。知床五湖の現在の散策制度は2011年に始まりました。
地上遊歩道が開いている場合も、立入認定とレクチャーの受講が必要です。残雪によって長靴が必要なこともあります。道路と園地の実際の開通・開園日を確認しましょう。
地上遊歩道は登録引率者のガイドツアーへの参加が必要です。事前に予約し、参加条件を確認してください。高架木道には別の利用方法があります。
立入手続きとレクチャー後に、個人で地上遊歩道を歩ける期間に戻ります。ただし、ヒグマの出没による閉鎖があります。2026年の開園終了予定日は11月8日ですが、知床五湖へのバスは10月31日までの案内です。
通常どおりに高架木道や道路を利用できるとは考えないでください。冬の知床五湖ツアーは別の手配が必要で、このガイドの散策プランには含めていません。
地上遊歩道の立入手続きやレクチャー、現地情報の相談はこちらへ。トイレ、車いす対応トイレ、AEDがあり、車いすの無料貸し出しも行っています。
フィールドハウスとは別の、休憩スペースと売店のある建物です。軽食を販売しており、持参した食べ物を食べることもできます。散策路では食事ができないため、歩く前後に利用しましょう。
施設に隣接する有料駐車場です。2026年の普通車の駐車料金は500円。地上遊歩道の立入認定手数料やガイドツアー料金とは別にかかります。
知床五湖はウトロから約14km、車で約20分です。道路が順調な場合の目安なので、混雑や季節による通行規制も見込んでおきましょう。ナビの目的地は国立公園全体を示す地点ではなく、知床五湖の実際の訪問エリアに設定してください。
斜里バスの2026年のウトロ温泉バスターミナル~知床五湖便は、4月28日~10月31日の運行です。所要時間は約25分で、知床五湖発の最終便は16:30の予定です。最新の時刻表を確認し、散策に入る前に帰りの便を決めておきましょう。五湖の秋の開園期間は、このバスの運行期間より長く続きます。
高架木道は段差がなく、勾配も抑えられています。訪問前にフィールドハウスへ、路面の状態や、使う車いすなどの用具で通れるか、どのような介助が必要かを確認してください。
フィールドハウスには車いす対応トイレがあり、車いすの無料貸し出しも行っています。出発前に、貸し出し状況と利用方法を確認しましょう。
地上遊歩道には、ぬかるみ、石、木の根があります。車いすやベビーカーで利用するなら、高架木道を選びましょう。
各カードは写真、特徴、豆知識が掲載された探索ページにリンクしています。
全体像から始めて、ズームインしてこのスポット周辺の個々の野生動物観察を探索しましょう。
当日の朝に知床五湖の公式サイトで散策路の状況を調べ、フィールドハウスでも確認しましょう。地上遊歩道は急に閉鎖され、予定変更が必要になることがあります。
5月10日~7月31日に地上遊歩道を利用する場合は、どちらのコースでも登録引率者のツアーを予約し、対応言語、子どもの参加条件、キャンセル条件を確認してください。高架木道の利用には、このツアーへの参加は不要です。
レクチャーを受けて歩く期間の地上遊歩道の立入認定手数料は、2026年は12歳以上450円、0~11歳200円です。高架木道は無料です。駐車料金とガイドツアー料金は別途かかります。
地上遊歩道にはトイレも売店もないため、入る前に済ませておきましょう。滑りにくい靴を履き、雨を防げる上着を持参してください。残雪やぬかるみの情報がある場合は、長靴が必要か確認しましょう。
散策路では調理や食事はできず、あめやガムも口にしないでください。食べ物を持ち歩く場合は完全に密封し、飲み物は糖分のあるものではなく、水か無糖のお茶を。食事はパークサービスセンターで済ませ、ごみはすべて持ち帰りましょう。
帰りのバスを先に決めておきましょう。2026年のウトロ~知床五湖のバスは10月31日までで、五湖の開園終了予定日の11月8日より早く運行を終えます。開園していても、帰りのバスがあるとは限りません。
指定された道から外れず、電気柵には近づかず、野生動物とは距離を取りましょう。餌やり、ドローンの飛行、喫煙は禁止です。クマに遭遇したら落ち着いて、走らず、レクチャーで聞いた内容とガイドの指示に従ってください。
高架木道・地上遊歩道ともに、ペットを連れて入ることはできません。補助犬は法律上の扱いが異なりますが、管理者は野生動物への影響を考えて同伴を勧めていないため、事前にフィールドハウスへ相談してください。
新しい観察が追加されると、最近のスナップがここに表示されます。
Maryland, US
ここで見られるかも オジロジカ、トウブハイイロリス、ショウジョウコウカンチョウ.
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District of Columbia, US
ここで見られるかも トウブハイイロリス、カモ、イエスズメ.
ガイドを見る →
Illinois, US
ここで見られるかも コマツグミ、カナダガン、イエスズメ.
ガイドを見る →

Virginia, US
ここで見られるかも マダラヤナギウンカ、ショウジョウコウカンチョウ、トウブハイイロリス.
ガイドを見る →
発見を持ち帰ろう
見つけた動植物を撮影して調べ、冒険の記録をコレクションに残せます。